Last Updated: 2023.12.8
涙丘は結膜の一部で,様々な腫瘍が発生することは知られている.今回非常に稀ではあるが,異なる臨床所見を呈した涙丘に生じた基底細胞癌の2例を報告する.
受付:2023年4月2日 受理:2023年8月1日視機能の低下を伴った両眼性脈絡膜骨腫の親子例を経験したので報告する.親子例の報告は極めて稀である.
受付:2023年4月17日 受理:2023年8月1日東京歯科大学におけるアロ角膜輪部幹細胞移植後の予後因子を検討した.術前の結膜充血が不良因子であり,術前の眼瞼の変化も重要なポイントである可能性が示唆された.
受付:2023年2月12日 受理:2023年8月2日BERTを用いた転移学習により,限られた数のデータセットを使用して,緑内障患者の電子カルテデータを項目別に自動で抽出することのできる人工知能(AI)を作成した.
受付:2023年3月6日 受理:2023年8月2日現在脈絡膜母斑に伴う網膜下液への有効な治療法は確立していないが,今回低用量光線力学療法を施行し著効した1例を経験したため報告する.
受付:2023年3月20日 受理:2023年8月8日周辺部裂孔による網膜剥離に合併した黄斑円孔に対して内境界膜剥離を併用せずに硝子体手術に施行し,4症例中全てにおいて網膜復位と黄斑円孔閉鎖が得られた.
受付:2023年5月1日 受理:2023年8月24日両側の涙腺腫大および筋円錐内腫瘤性病変からIgG4関連眼疾患が疑われたが,眼外病変の存在と骨生検等によりErdheim-Chester病の診断に至った1例の報告.
受付:2023年3月30日 受理:2023年8月30日前眼部形成異常は希少疾患であるため症例を有する施設が少なく,ガイドラインは認知度に課題があると考えられたが,おおむね活用されていた.
受付:2023年8月2日 受理:2023年9月4日Holladay Total SIA計算式を用いて3焦点トーリック眼内レンズが選択された症例の術後屈折乱視の軽減と裸眼視力は,他の計算式で選択された症例と同様に良好な結果であった.
受付:2023年8月1日 受理:2023年9月5日大学医学部におけるロービジョンケア関連教育は十分に提供されているとは言えず,今後,この分野の専門知識を有する眼科医の育成と教育体制の拡充が重要と思われる.
受付:2023年3月27日 受理:2023年9月5日新型コロナウイルス感染後の眼内炎において,術中採取した硝子体液をSARS-CoV-2について検索したところ,PCRは陰性であったが,ウイルス抗体は高値を示した.
受付:2023年5月24日 受理:2023年9月12日緑内障に伴う黄斑部の網膜分離症の3症例に対して炭酸脱水酵素阻害薬の点眼加療を行った.黄斑部の網膜分離症は緩徐に改善し,長期経過観察においても再燃は認めなかった.
受付:2023年8月3日 受理:2023年10月4日虹彩に腫瘤性病変を形成した続発眼内リンパ腫の臨床経過を報告した.全例でほぼ同時期に眼外病変もみられ,治療にはMTXの局所療法のみならず,全身化学療法を要した.
受付:2023年8月21日 受理:2023年10月4日茸状の結膜化膿性肉芽腫を経験した.血管腫小葉の位置,潰瘍,フィブリン層の被覆の有無で傘部と茎部の臨床所見が変容し,診断や治療方針の決定が困難であった.
受付:2023年6月29日 受理:2023年10月12日有水晶体眼内レンズ挿入術後,前眼部光干渉断層計の隅角指標は一様に隅角狭小化の傾向を示し,ハプティック部近傍と離れた部位での変化に有意差はなかった.
受付:2023年7月21日 受理:2023年10月12日遺伝性網膜ジストロフィの遺伝子診断を遺伝子パネル検査を用いて実施した.遺伝カウンセリングとエキスパートパネルが臨床有益性のある検査フロー構築に役立った.
受付:2023年8月24日 受理:2023年10月16日無虹彩症の診療ガイドラインは一定の評価を得ているが,認知度は3分の2にとどまっていた.調査結果をもとに,今後さらなる普及啓発や改訂を行いたいと考えている.
受付:2023年8月16日 受理:2023年10月19日トリアムシノロンアセトニド後部テノン嚢下注射により一度炎症が改善傾向となった後,炎症が再燃したブロルシズマブ関連眼内炎症の2例を経験した.
受付:2023年6月21日 受理:2023年10月24日片眼性ERMの両眼開放下の変視は,患眼の変視が高度な場合に自覚される.患眼に硝子体手術を行うと両眼開放下の変視は減少し,立体視も改善することが明らかとなった.
受付:2023年8月9日 受理:2023年10月31日滲出型加齢黄斑変性(nAMD)への抗VEGF薬で加療中にファリシマブにスイッチした症例の短期治療成績について報告する.
受付:2023年8月21日 受理:2023年10月31日滲出型加齢黄斑変性(eAMD)に対する抗VEGF薬のバイオシミラーであるラニビズマブBSが初めて認可された.eAMDに対するラニビズマブBS硝子体内注射の短期治療成績について報告する.
受付:2023年8月21日 受理:2023年10月31日機械学習による前眼部像のSegmentationを用いて翼状片の重症度を自動判別し,その有効性を検討した.
受付:2023年5月12日 受理:2023年11月13日網膜疾患によって視機能が低下した患者に転換性障害が合併し,視機能が著しく低下した3症例を報告した.
受付:2023年8月10日 受理:2023年11月13日眼炎症を克服するための精密医療を推進するために,新しい生体イメージングの開発,新しい濾過手術の臨床応用,自己免疫網膜症の大規模データベース作成に取り組んだ.
受付:2023年10月18日 受理:2023年11月13日手帳の視野障害評価でゴールドマン視野計とハンフリー自動視野計(HFA)を比較すると,網膜色素変性と視神経疾患は緑内障よりHFAで等級が有意に軽症となった.
受付:2023年7月4日 受理:2023年11月16日メトトレキセート内服中にサイトメガロウイルス網膜炎を発症後,抗ウイルス治療により治癒していた.しかし、炎症の再燃があり精査により眼内悪性リンパ腫の診断に至った.
受付:2023年6月19日 受理:2023年11月22日東京都で出生した超低出生体重(ELBW)児の発症率及び治療について報告する.
受付:2023年8月28日 受理:2023年11月22日公益財団法人日本眼科学会
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